こんにちは! 函ノ湯編集長の藤井です。
11月になり、東京から函館に移住してちょうど1年が経ちました。家族、親戚はもちろん函館で新しく知り合った人たちのおかげで、毎日とても楽しく過ごせています。
この「函館移住日記」では、僕が函館に移住してきて感じたことや、体験談などをお伝えしていきます。これから函館に移住を考えている人の後押しになればうれしいです!
移住前はずっと関東在住
まずはカンタンに僕の自己紹介を。
1983年生まれ、今年で39歳。家族は、僕と妻と、もうすぐ3歳になる息子の3人です。出身は神奈川県横浜市。横浜出身と言うとよく都会育ちと言われるんですが、僕が住んでいた都筑区というエリアは田んぼと山に囲まれた住宅街…いわゆる「横浜!海!ビル群!」というイメージとはちょっと違う雰囲気の場所でした(笑)
高校卒業後、20歳くらいから東京で一人暮らしをはじめ、グラフィックデザイナーとして都内の広告制作会社を4社ほど転々としました。都内では二子玉川、三田、千歳船橋、経堂、三軒茶屋に住んだことがあります。世田谷区が多めですね。
今は函館市の五稜郭エリアに在住。西部地区・大町でデザインの仕事をしながら、妻のキャリアを活かした、飲食・雑貨を扱う店舗の運営をしています。
意外と縁があった函館
そんな僕が函館に移住する大きなきっかけは、東京で出会った妻が函館出身でゆかりがあったことなんですが、それ以前に函館には2回来たことがありました。
1回目は2000年、高校2年の時の修学旅行。今から20年以上も前ですね(笑) メインはスキー合宿だったのですが、どこのホテルに泊まってたのか…。今思うと大沼とかその辺りだったんでしょう。五稜郭公園や函館山の夜景を見たのはうっすら記憶にありますが、ホテルで喫煙がバレてその後自宅謹慎になったことのほうが強く覚えています。
2回目は2011年、27歳の時。当時はバイクで旅するのが趣味で、東京からバイクで北海道最北端・宗谷岬を目指している道中、青函フェリーで函館を訪れました。フェリーを降りて近くの回転寿司を食べ、早々に出発。翌朝、洞爺湖のほとりでいかめしを食べました。
そして2019年、妻のご両親に挨拶に来たのが3回目です。このときにはじめてラッキーピエロに行き、その世界観に驚愕しました(笑) その後、何度も足を運ぶうちにどんどんこの街の魅力にハマっていきました。
移住を決めた4つの理由
僕が函館に移住を決めたポイントは、大きく4つあります。
・都心で子育てしていくのがしっくりこなかった
・コロナによるリモートワークの普及
・いつでも帰れるという精神的な距離感
・函館の「田舎すぎず、自然もある」環境
移住前に住んでいた三軒茶屋という街は、渋谷から電車で2駅の繁華街。
飲食店が多く楽しい街なのですが、息子が生まれ、さらにコロナ騒ぎがはじまったことで外食の機会が激減。
妻と二人で暮らす分にはよかったのですが、子育てに向いている環境とは言いにくい三軒茶屋。そこに住むメリットは感じられなくなっていきました。
そんな中、コロナでリモートワークが浸透。会社に行かず自宅で仕事をしたり、都内の仕事相手でも打合せがリモートになったり…だんだんと、「これ東京じゃなくてもいいんじゃない?」と思うようになりました。
じゃあ東京じゃなくてどこに住むか?となったときに、思いついたのが函館です。都会が好きな妻ははじめはあんまり乗り気ではなかったものの、思い切って行っちゃうか!ということになりました。
函館⇄東京間は飛行機で1時間ちょっと。妻と結婚してから何度も往復していたので、東京から遠い北海道といえど、意外と気軽に行き来できるんだなぁという実感もあり、仕事などで何かあればすぐに東京に戻れるという感覚になれたのも大きなポイントです。
あとは函館という街の「自然が近く都会すぎず田舎すぎない」という環境が、今の僕ら家族にとって、めちゃくちゃちょうどいいんです。
僕らが住んでいる五稜郭エリアはスーパーやコンビニも近く飲食店も充実していて普段の生活に不便を感じることはありません。だけどちょっと車を走らせれば海にも山にもすぐにアクセスできる。雪とふれ合い、季節を感じられるのも小さい息子にとっていいことだと思ってます。
10代20代の若者はもっと都会的な刺激が欲しかったりすると思うので、その時期は都会に出ていろんなことを経験・吸収することが大事だと思います。僕らはその経験を経たいま、都心に常に身を置かなくても刺激が欲しくなったらその時々で、東京に限らず遊びにいけばいいや!という考えに至りました。
函館も住んでみると、個人でおもしろいことをやっている人がたくさんいるので、そういう刺激はたっぷりありますしね。
移住者ならではの目線で発信します!
他にも、スーパーで買える普通の食材がおいしかったり、家賃が安かったりと、この場では語り尽くせないいろんな魅力が詰まった街、函館。とはいえ物足りない部分や、困った部分もあったりします(笑)
この函館移住日記では、函館のいいところや悪いところも含め、移住者のリアルな目線で情報を発信していきますので、これからもお楽しみに!