こんにちは! 函ノ湯編集長の藤井です。
今回は、函館と他の都市をデータで比べてみました。函館に住んだことがない人も、知っている身近な都市と比べる事で、函館の環境をイメージしてもらえるかも?
それではさっそく見ていきましょう!
街の規模感
函館市街中心部の街の広さは、GoogleMap上で見比べると、東京の世田谷区・渋谷区・目黒区を足したくらいでしょうか。他の都市で言うと大阪市の1/3くらい、札幌市街地の1/5くらいですかね。(ざっくりですよ)
ちなみに人口を比べてみると、
函館市 約24.4万人(中心部以外の山間部含む)
世田谷区+渋谷区+目黒区 約142.5万人
となっています。東京の人口密度…。
(各自治体HP・2022年12月時点のデータ参照)
市内には新宿や六本木のような高層ビルが立ち並ぶビル街はありませんが、飲食店やスーパー・ドラッグストアなどがたくさんあるので日常生活に不便は感じません。
歴史を感じる古い街並みが残る西部地区エリアや、観光客が集まるベイエリア、飲食店が多く深夜まで遊べる大門や五稜郭、温泉旅館がひしめく湯の川エリア、新興住宅地など開発の進む美原・桔梗エリアなど、個性の異なるいろいろなエリアがあります。
そして函館自体がコンパクト・シティーなので、クルマや市電でどこにでもかんたんにアクセスできるのも特徴です。
また、東京都内は意外と坂が多くアップダウンの激しい地形ですが、函館の中心部は平地で、急な坂があまりありません。自転車乗りの僕としては非常に楽で助かります。
そしてvol.1でも書きましたが、函館のいいところは、そこそこ都会なのに自然が近いところです。
日常的には便利なエリアに住みながら、週末は自然と触れ合いリフレッシュ。ということもできますし、逆に普段は田舎暮らしで気ままに過ごし、週末は街に出て買い物やイベントを楽しむ。というパターンもありですね。
函館は都会と田舎のバランスをうまく取りながら生活することが叶う場所だと思います。
函館の気温
次に、気温を見てみましょう。次のグラフは東京と函館の、月ごとの平均気温を比べたものです。
最高気温と最低気温は
東京 37.0℃ -3.5℃
函館 30.7℃ -13.1℃
となっています。(気象庁HP 2022年データ参照)
11月下旬〜4月頭くらいまでは東京の冬と同じくらいの気温で、ヒートテックやダウンなどのアウターが長期間活躍します。
冬はやっぱり北海道ということもあり、なかなかの寒さを誇る函館。しかし、夏は最近の都心部のように危険を感じる猛暑日になるようなことはなく、湿度も低いので快適に過ごせます。関東ではちょっと考えられませんが、クーラーが設置されてない家も多いようです。
ただ函館の夏は本当に短い!! 半袖短パンスタイルで過ごせる時期が一瞬で過ぎ去ってしまうのはちょっと寂しいですね。
また、これは僕の体感ですが、春や秋のちょうどいい気温が東京に比べて長いような気がします。
話はちょっとそれますが、日本の観測史上歴代 最高/最低気温は
熊谷(埼玉)/浜松(静岡) 41.1℃
旭川(北海道) -41.0℃
だそうです。どちらもヤバすぎますね(笑)
気になる降雪量は?
北海道外から移住する上で気になるポイントは、やっぱり雪ですよね。
ここでは同じ北海道の札幌と、関東圏の雪国代表・新潟県の中から、花火の有名な長岡市と比較してみました。
データはその月に降った雪の合計量(気象庁HP 2021年-2022年 参照)
比べてみると、一番雪が多いのは新潟の長岡。ピーク時は函館の3倍近くも降り積もることがあるようです。
北海道の中心である札幌と比べるとわかりますが、道内でも函館の降雪量は少ない方。その年によってムラはあるものの、函館はピーク時でも100cmを超えない年が多いようです。(今年2023年は雪が多く、140cmいってましたが)
僕も移住する前はもちろん雪が心配でしたが、2度目の冬を終えようとしている今は「このくらいの雪なら全然余裕」という印象です。ただ、老後はちょっと雪かきしんどいかもな、と思っています(笑)
ちなみに函館の雪質は気温が低い影響なのか、サラッサラのパウダー状。雪合戦をしようと思ってもサラサラすぎて雪玉がつくれません。スキーやスノーボードにはぴったりですね。
ちょうどいい街・函館
今回は函館と他の都市をデータで見比べてみました。
適度な都会感がありながら自然との距離も近く、四季をはっきり感じられる気候だけど雪もそこまで多くない、という絶妙なバランス。僕にとっての函館は、いろんな意味で「ちょうどいい」と感じられる、そんな街なのでした。