函館市民の台所・中島廉売。商店街を奥へ進んでいくと、突如現れる近代的な雰囲気の建物。その1階に店を構えるのがヘアーサロン・WONK ROOMだ。
もとは五稜郭町でMaison du BLANCというヘアーサロンを開いていた店主の柴嶺久美さん。
色々な環境の変化があり一度兵庫県へ引っ越すも、また函館で美容師として働きたいと、今年のはじめに函館にカムバック。新天地となる中島廉売でWONK ROOMとしてサロンを再開することになった。
個性的なスタイリングを求める人が集まるサロン
美容師として長年経験を積んだ柴嶺さんだが、元々はメンズのアパレル出身。24歳で美容師の学校に通いはじめ、10代の学生達に混ざって技術を学んだというから驚きだ。そんな異色な経歴を持つ彼女のもとには、無難な髪型よりも人とちょっと違うようなスタイリングを好むお客様が集まるという。
「年齢問わず、テキトーなように見えてちゃんとしている、さりげなくおしゃれに見せるスタイルが得意です。私一人しかいないマンツーマンの空間なので、言いにくい髪のお悩みや、ちょっと思い切ったスタイルなど気軽に相談してくださいね」そう語る彼女が立つサロンには、女性だけでなく、男性や小さい子どものリピーターも多いようだ。
土間から生まれる”静と動”がおもしろい
美容室らしくない雰囲気を目指した内装は、モノトーンを基調としたスタイリッシュな空間に仕上がっている。特徴的なのが、Maison du BLANC時代にもあったという入口の手前に広がる土間空間。この空間がワンクッション存在することで、車通りのある商店街に面していながらも、外の音や人の目を気にすることなくリラックスした環境でスタイリングを楽しむことができるのだ。
先日はこの土間空間を利用して、NAKAJIMA MARKETと称したイベントを開催。元アパレルの柴嶺さんがセレクトした海外輸入ファッションを中心に、コーヒーや焼き菓子・陶芸のお店もポップアップ出店し、美容室とは思えない賑わいを見せていた。自由に使えるこのスペースはレンタルも可能とのこと。イベントは定期的に開催するようなので気になる人はWONK ROOMのInstagramをチェックしてみよう。
美容室の枠を越えた自由なスタイル
ファッションアイテムはオンラインでも販売しており、こども服とおとな服で2つのショップを展開中。どちらもモノトーンを中心としたクールなセレクトとなっていて、スタイリッシュな親子コーデも楽しめる。
こども服 WONK ROOM
おとな服 WONK ROOM +
単なる美容室の枠を越えてイベントやアパレルを展開するWONK ROOM。そんな遊び心にあふれた自由なスタイルこそが、ここに人が集まってくる理由なのかもしれない。
WONK ROOM
函館市中島町3-21
0138-84-6477 | |
営業時間 | 10:00〜17:00 |
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定休日 | 月・祝・第2日曜 |
駐車場 | 道路向かいに中島廉売駐車場あり |
SNS |
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